我々、五〇歳の男性は、少しでも清潔感を漂わせ、雰囲気イケメンを目指すべきである。もちろん、テレビや雑誌で活躍するようなイケメンではなくても、雰囲気だけ・・・同世代の男性が草臥れていくので、爽やかな男性風にするだけで特別視されるようになるのだ。

・・・どういうこと?
これは僕の持論だが、『見た目がそこそこであれば、多少のことは許される』のである。反対に、どれだけ内面が良い人間でも、くそダサい服装をしていると周りからナメられ、最悪は「キモい」という言葉の兇器を投げつけられることになる。

そんなことはないっ!!
ちなみに「見た目で他人を判断してはいけない」というのは倫理的、道徳的には正しいとされているが、それは誰しも心の奥底では見た目で判断しているのが分かっているからこその正義として奉っているのである。つまり、多くの人間は「見た目で他人を判断してはいけない」という正義がなければ、見た目で判断し、差別になってしまうのである。

・・・
そんな建前は横に置いておき、五〇代、中年男性がモテる・・・もとい、他の世代から嫌われないために、雰囲気イケメンになる方法をここに記しておく。
なぜ、中年男性は世間からキモがられるのか

まずはじめに、昭和五〇年生まれ、五〇歳(二〇二五年現在)の僕は間違いなく、世間から疎まれ、避けられている中年男性である。性格が捻じ曲がっている《老害》とは、ちと違うが、何もしなければ、体型も崩れ、髪の毛も薄くなり、加齢臭を漂わせる小汚い存在なのである。

そうだね・・・

認めるなっ!!
本来であれば、年長者として崇められ、尊敬の眼差しを浴び、多くの後輩から称賛される大人の男性のはずである。だが、気がつけば、誰からも尊敬などされず、都合良くこき使われ、「お前の代わりは、いくらでも居る」と言われ、まるで使い捨ての雑巾のように扱わられているのだ。悲しいかな、それが現実である。我々、氷河期世代の扱いなど、その程度である。
話が逸れた。
中年男性が世の中で嫌われている理由である。というか、若者に「キモい」と言われる理由は、現代の若者は、我々が若かった時に比べ、潔癖だからである。

どういうこと?
古き良き時代の影響
我々の幼少期は、道端に落としたお菓子も拾って食べてたし(もちろん、落ちてから3秒以内であればだが・・・)、全てにおいてガサツな世の中であった。我々が育った時代の価値観は、胸毛やヘソ毛(ギャランドゥー)は逞しい男性の象徴であるかのような風潮があったのだ。さらに、そんな時代だったから、街にはステテコやモモヒキ姿で彷徨くの中年親父や、まるでバーコードのような髪型の中年親父がたくさんいたのである。

言い方・・・
つまり、社会全体が未成熟で『男性が見た目を整える』という価値観はなく、用意された服を文句も言わず身に纏うのが正義だったのだ。
もちろん、加齢臭もそうだが、体臭や口臭を気にする大人など存在しなかったはずである。

・・・そうだったかも
つまり、現代の若者や女子が求める清潔感については、無頓着なのだ。本当に残念なのだが、あの頃の休日のお父さんの価値観、もしくは、我々の青春時代の服装のまま・・・アップデートせずにいるから、嫌われるのである。
積極的に進化せよ
最近、僕は花柄や和柄、動物柄など、大阪のおばちゃんのような服に惹かれ、派手なファッションに身を包みたいという欲求が、心底から溢れ出てくる。そんな僕がファッションについて、あなたに伝えることに多少の違和感を覚えるが、一般論で話を進めていく。

・・・
五〇代に入ると、若い頃と同じ服装・・・例えば、「パーカー」にルーズなジーンズでは「痛い」と思われる危険性が高まる。しかし、だからといってお洒落を諦める必要はない。むしろ、年齢に合った品のある装いこそが「雰囲気イケメン」への近道となる。
雰囲気イケメンへの道
まず押さえておきたいのは、色使いの抑制だ。派手な原色やネオンカラーは避け、ネイビー、グレー、ベージュ、ダークグリーンなどの落ち着いた色を基調とする。派手さを求めるなら、小物で少しだけアクセントを加える程度にとどめるべきだ。
シルエットにも注意が必要である。体型の変化を隠そうとして大きすぎる服を選んでしまうと、かえって老けて見える。適度にフィットした服を選ぶことで、姿勢もよく見え、引き締まった印象を与えることができる。

目指すのは『雰囲気イケメン』である。
日常のカジュアルな場面では、清潔感のあるシンプルなスタイルを心がけるようにする。ジーンズを履くなら、色落ちしたダメージ加工ではなく、濃い目のインディゴや黒を選ぶ。上衣は、無地のポロシャツやカジュアルシャツが無難だ。Tシャツを着る場合も、派手なプリントよりも、シンプルなデザインを選んだ方が無難だ。
五〇代にもなると流行を取り入れるのはハードルが高い。かといって、数十年前の流行の服を五〇代になって着ているのも、どうかと思う。なので、流行に左右されないシンプルでキレイめの服装が正義なのである。
もちろん、オシャレを目指すのであれば話は違う。だが、我々中年男性に必要なのは、相手に不快感を与えない爽やかさなのである。最低限、爽やかであれば、多少、造形が崩れていても、許されるのだ。
五〇代男性の身だしなみ

どれだけ良い服を着ていても、身だしなみが整っていなければ台無しになってしまう。雰囲気イケメンになるためには、以下の点にも気を配るべきだ。
髪型
年齢を重ねると、髪質や量に変化が現れる。若い頃と同じヘアスタイルにこだわるのではなく、現在の髪の状態に合わせたスタイルを見つけることが大切だ。髪が薄くなってきた場合、無理に隠そうとするのではなく、短めにカットして清潔感を出す方が好印象を与える。また、定期的な散髪は欠かさず、常に整った状態を保ちたい。

整えてれば良いね
白髪については、無理に染めることにこだわる必要はない。むしろ、白髪混じりの「ソルト&ペッパー」スタイルを活かす選択肢も検討してみよう。ただし、その場合も清潔感は必須であり、髪のツヤを保つためのケアは欠かせない。
加齢臭や中年特有の髪の毛の脂には、スカルプDがオススメである。僕も、長らく愛用しているが、少し根が張るが、満足度が高い。もし、あなたが髪の毛を守りたいのであれば、シャンプーにはこだわるべきだ。
肌のケア
50代になると、若い頃には気にならなかった肌の乾燥やシミ、シワが目立ち始める。朝晩の洗顔後には化粧水と乳液で保湿するという基本的なスキンケアを習慣にしよう。また、日焼け止めの使用も忘れずに行いたい。
定期的に顔のお手入れだけでなく、首や手の甲など、年齢が出やすい部分にも気を配りたい。
最近、ネットで話題の「サントリーヴァロン」は加齢による男性の肌トラブルを解消すると言われている。髭剃りや紫外線によるダメージを減らし、肌に潤いを与えてくれる。
爪と手のケア
意外と見られている爪と手のケアである。爪は常に短く清潔に保ち、特に人前で爪を切ることは厳禁だ。手荒れが気になる場合は、ハンドクリームで保湿することも忘れないこと。
薄毛という悩みと向き合う

50代男性の多くが直面する問題の一つが「薄毛」である。実際、日本人男性の約3割が薄毛に悩んでいるというデータもある。薄毛は見た目年齢を上げてしまうだけでなく、自信の喪失にもつながりかねない問題だ。

そうなの?

間違いないっ!
しかし、現代においては薄毛に対する様々な対策方法が確立されている。まずは自分の薄毛のタイプを知ることが大切だ。額の生え際から後退するタイプ、頭頂部から薄くなるタイプ、全体的に密度が下がるタイプなど、薄毛のパターンは人それぞれである。
薄毛対策の選択肢
現在、薄毛対策としては主に以下のような選択肢がある。
それぞれにメリット・デメリットがあるが、特に注目したいのがAGA治療だ。
AGA治療という選択
AGA治療は、単なる対症療法ではなく、医学的根拠に基づいた薄毛治療である。従来の育毛剤と異なり、脱毛の原因となる5α-リダクターゼの働きを抑制するフィナステリドやデュタステリドといった内服薬や、発毛効果のあるミノキシジルなどの外用薬を医師の管理のもとで使用する。
AGA治療の大きなメリットは、早期に開始すれば高い効果が期待できる点だ。薄毛が進行してしまう前に治療を始めることで、現状維持だけでなく、場合によっては発毛効果も期待できる。特に最近では、内服薬と外用薬の併用や、メソセラピーなどの注入療法を組み合わせることで、さらに高い効果を得られるケースも増えている。
また、AGA治療は保険適用外ではあるものの、以前に比べるとクリニックの増加に伴い費用も手頃になってきており、月に数千円程度から始められるプランも珍しくない。

そうなんだね
治療成功のポイント
AGA治療で成功するためには、以下のポイントを押さえておくと良いだろう。
早期発見・早期治療 最も重要なのは、薄毛の兆候を感じたらすぐに行動を起こすことだ。完全に薄くなってからでは効果が出にくくなる。
信頼できる医療機関の選択 実績のあるAGAクリニックを選ぶことが重要だ。無料カウンセリングを活用して、医師の説明が丁寧で誠実かどうかを確認しよう。
継続的な治療 AGA治療は即効性のあるものではない。最低でも3~6ヶ月は継続することで効果が現れ始めるケースが多い。
生活習慣の改善 治療と並行して、睡眠・食事・ストレス管理など、生活習慣の改善も重要だ。
総括:雰囲気イケメンへの道

五〇代男性が「雰囲気イケメン」を目指すには、服装や持ち物といった外見だけでなく、内面からにじみ出る自信も必要不可欠だ。特に薄毛という悩みは、多くの男性の自信を奪いかねない要素である。
しかし、現代医学の進歩により、AGA治療という選択肢が広く利用できるようになった今、薄毛に悩む必要はない。適切な治療を受けることで髪の状態が改善されれば、身だしなみへの意識も自然と高まり、服装や持ち物へのこだわりも生まれてくるだろう。
服装は自分に合ったシルエットと色使いで、持ち物は機能性だけではなく質感にもこだわり、そして身だしなみは清潔感を何より大切にする。これらに加えて、薄毛をAGA治療で克服することで、五〇代男性としての魅力を最大限に引き出すことができるのだ。
我々五〇代男性は、年齢を重ねることを恐れるのではなく、年齢に合った魅力を最大限に引き出す努力をすべきなのである。若さを取り戻すのではなく、今の自分に最適な「雰囲気イケメン」を目指そう。そして、薄毛に悩んでいるなら、今こそAGA治療という科学的アプローチに目を向けてみる時なのかもしれない。
自信を持って歩く五〇代男性の後ろ姿は、年齢を超えた魅力に満ちている。その第一歩として、まずは鏡の前に立ち、自分自身と向き合ってみるところから始めてみてはいかがだろうか。
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