中古オープンカーの維持費ってどのくらい?購入前に知るべきポイント

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中古オープンカーを購入する際、維持費がどれくらいかかるのか気になる人は多いでしょう。

中古のオープンカーは、車両価格が安くても、税金や燃費、修理代など、見落としがちなコストが発生します。特にオープンカー特有の幌や開閉機構は、故障すると高額な修理費が必要になることもあります。  

しかし、適切なメンテナンスを行えば、維持費を抑えることは可能です。

定期的なオイル交換や幌のケア、信頼できる修理工場の活用など、工夫次第でコストをコントロールできます。事前に維持費の内訳を知っておくことで、無理なくオープンカーライフを楽しめるでしょう。  

この記事では、中古オープンカーの維持費の内訳や節約方法、購入時のチェックポイントについて詳しく解説します

これから購入を考えている方は、ぜひ参考にしてください。 

中古オープンカーの維持費の内訳とは?

中古オープンカーの維持費は、新車と比べて高くなることがあります。理由の一つは、経年劣化による修理や交換の頻度が増えるためです。オープンカーは、スポーツモデルが多いため、手荒く扱われていることが多く、修理には高額な費用がかかることがあります。

さらに、税金や燃費も維持費に大きく影響します。自動車税や重量税は車種によって異なり、排気量が大きい車ほど負担が増えます。また、中古車を購入するときに気にしないといけないのが、13年以上前に新車登録をされた車には、自動車税が重課されます。納得はいきませんが、毎年重課税されます。さらに、18年超だと加えて車検時に支払う自動車重量税も加えられます。

また、マニュアルのオープンカーは、どうしてもエンジンを高回転までまわしたくなり、燃費が悪化しやすいため、ガソリン代も想定しておく必要があります。中古車の場合、エンジンの劣化によって燃費がさらに悪くなることも考えられます。

しかし、維持費を抑える工夫も可能です。購入前に整備履歴を確認し、メンテナンスが行き届いている車を選ぶこと、購入後も、定期的な点検や適切な保管方法を心がけることで、修理のリスクを減らせます。維持費の内訳をしっかり理解し、無理のないカーライフを送りましょう。

車両価格が安くても維持費は高め?その理由

中古オープンカーは新車より安く購入できますが、維持費は意外とかかることがあります。その理由の一つは、屋根の開閉機構や幌など、オープンカー特有のパーツが故障しやすいことです。これらの修理には高額な費用がかかる場合があり、年式が古いほど交換やメンテナンスの必要性が高まります

また、経年劣化によるメンテナンスコストも考慮する必要があります。中古車はすでに一定の走行距離を経ているため、ブレーキやサスペンション、エンジン周りの部品が劣化している可能性が高いです。特にオープンカーはボディ剛性が低いため、足回りへの負担が大きく、修理費用がかさむこともあります

そのため、中古オープンカーを購入する際は、初期費用だけでなく維持費も事前に試算しておくことが大切です。整備履歴を確認し、できるだけ状態の良い車を選ぶことで、予期せぬ修理費を抑えられます。

メンテナンス費用を抑えるポイント

中古オープンカーの維持費を抑えるには、定期的なメンテナンスが欠かせません。特に幌(ソフトトップ・ハードトップ)は劣化しやすく、交換費用も高額です。定期的に防水処理を行い、直射日光を避けて駐車することで、寿命を延ばすことができます。  

また、オープンカー特有の開閉機構やパワーウィンドウは故障しやすい部分です。異音や動作不良がないか定期的に確認し、早めの修理を心がけましょう。故障を放置すると修理費が高くなるため、小さな不具合でも早めに対処することが重要です。  

さらに、信頼できる修理工場を見つけることも大切です。オープンカーの修理には専門的な知識が必要なため、実績のある工場を選びましょう。口コミや評判をチェックし、費用の見積もりを比較することで、無駄な出費を防ぐことができます。

幌(ソフトトップ・ハードトップ)の修理費用は?

中古オープンカーでは、幌(ソフトトップ・ハードトップ)が劣化していることが多く、修理や交換には高額な費用がかかります。ソフトトップの交換費用は数万円から20万円程度で、ハードトップはさらに高くなることもあります。購入前に幌の状態をしっかり確認し、傷みが激しい場合は交換費用を考慮した予算を立てましょう。

ソフトトップは汚れやカビが原因で劣化しやすいため、専用のクリーナーでこまめに手入れをするのがおすすめです。また、防水スプレーを使用することで雨漏りを防ぎ、劣化を遅らせることができます。ハードトップの場合も、ヒンジやロック部分の潤滑を忘れずに行う必要があります。

さらに、直射日光や雨風によるダメージを避けることも大切です。屋根付きの駐車場やカーカバーを活用すれば、幌の劣化を防げます。修理費を抑えるためにも、日頃からのケアを徹底することが大切です。

故障しやすいパーツとその対策

オープンカーの中古車は、パワーウィンドウ屋根の開閉機構が故障しやすい傾向があります。特にモーター部分は経年劣化しやすく、動作が遅くなったり、途中で止まったりすることがあります。購入前にこれらの動作を確認し、異音や引っかかりがないかチェックすることが大切です。

開閉機構には適切なグリスを塗布し、スムーズな動きを維持しましょう。また、パワーウィンドウのスイッチを無理に連打すると故障の原因になるため、慎重に操作することが大切です。日頃の小さなケアが、大きな修理費を防ぐことにつながります

さらに、購入前にその車種のよくあるトラブルを調べておくことも有効です。オーナーの口コミや専門サイトを参考にすれば、弱点を把握しやすくなります。信頼できる修理工場と相談しながら、必要な点検や予防整備を行うことで、長く快適に乗ることができるでしょう。

信頼できる修理工場の見つけ方

オープンカーの修理には専門的な知識が必要なため、信頼できる修理工場を選ぶことが大切です。特に、幌の開閉機構や防水処理など、オープンカー特有のトラブルに対応できる工場を選びましょう。一般的な整備工場では対応が難しいこともあるため、事前にオープンカーの修理実績があるか確認すると安心です。

アフターサービスの充実度も重要なポイントです。修理後のフォローがしっかりしている工場なら、万が一のトラブルにも対応してもらいやすくなります。料金の明確な見積もりを出してくれるか、保証があるかなどもチェックし、安心して任せられる修理工場を選んでください

コスパの良い中古オープンカーの選び方

中古オープンカーを選ぶ際は、維持費が安く済む車種を選ぶことが大切です。国産車は部品が手に入りやすく、修理費用も抑えられるためおすすめです。少し高いですが、マツダのNDロードスターは、オーナーの満足度が高いようです

購入前には、幌や開閉機構の状態をしっかり確認しましょう。雨漏りや異音があると、修理に高額な費用がかかることがあります。また、エンジンや足回りの整備状況もチェックし、安全に長く乗れる車を選ぶことが重要です。

維持費が安いおすすめ車種とは?

オープンカーの中でも、維持費が安いのは、新しくてパーツの入手がしやすい国産車です。マツダ・ロードスターダイハツ・コペンはおすすめです。

また、維持費は掛かりますが、初代のNAロードスター(ユーノスロードスター)もおすすめです。NAロードスターは、メーカーのマツダのレストアサービスがあり、30年以上の車でありながら、パーツが提供されています。他の絶版車よりは、維持費が掛かりません。

購入前にチェックすべきポイント

オープンカーを購入する際は、屋根の密閉性や幌の状態をしっかり確認することが大切です。雨漏りがあると車内が傷みやすくなり、修理費用がかさむ原因になります。試乗時には、異音がしないか、幌の開閉がスムーズに行えるかをチェックしましょう。

また、エンジンや足回りの整備状況も重要なポイントです。エンジンのかかり具合やアイドリングの安定性を確認し、異常な振動や異音がないかを見極めましょう。足回りに関しては、サスペンションやタイヤの摩耗具合をチェックし、安全に走行できる状態かを確認することが必要です。

さらに、車両の修理履歴や車検の有無も忘れずにチェックしましょう。過去に大きな事故歴があると、後々のトラブルにつながる可能性があります。購入前に細かい点を確認し、安心して乗れるオープンカーを選びましょう。

長く乗るためのメンテナンスのコツ

オープンカーを長く乗るためには、定期的なメンテナンスが欠かせません

オープンカーは特に、幌の状態を保つことが重要で、汚れがたまると劣化が早まるため、定期的にクリーニングし、防水処理を行いましょう。幌を開閉する際も、無理な力をかけず、正しい方法で扱うことが大切です。  

エンジンを良好な状態に保つには、オイル交換を定期的に行うこと。古いオイルを使い続けると燃費が悪化し、エンジンの寿命も縮まります。また、ブレーキやタイヤの状態もこまめにチェックし、必要に応じて交換することで、安全に走行できます。  

日頃の小さなケアが、余計な修理費を防ぎ、維持費を抑えるポイントになります。走行後は幌をしっかり乾かし、雨の日の後は水分を拭き取るなど、細かい気配りが重要です。こまめなメンテナンスを続けながら、オープンカーライフを楽しみましょう。

実際のオープンカーの維持費は?

実際に、5年間維持している1989年製のNAロードスターの維持費の詳細をお伝えします。

  • 自動車税(1500cc超から2000cc以下/13年経過) : 45,400円(毎年)
  • 車検費用(重量税、自賠責保険込み):約150,000万円(2年に1度)
  • 日常メンテナンス(オイル交換他):6,000円(年2回)
  • タイヤ交換:約50,000円
  • 修理費:30,000円(パワーウィンドウ修理)

しっかりとメンテナンスされていた個体を購入したため、大きな不具合は発生していません。自動車税、重量税以外は、一般的な自動車の維持費と変わりません。

まとめ

中古オープンカーの維持費は、購入価格が安くても思った以上にかかることがあります。特に税金や保険料、燃費の悪さなどが負担になりやすいため、購入前に試算することが大切です。

維持費を抑えるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。特に幌の防水処理やエンジンオイルの交換は重要です。さらに、故障しやすいパーツを事前に確認し、信頼できる修理工場を見つけることもポイントになります。

コスパの良い中古オープンカーを選ぶには、維持費の安い車種をチェックすることが重要です。ロードスターやS660などは手頃な価格で維持しやすく人気があります。

購入時には車の状態をしっかり確認し、長く快適なオープンカーライフを楽しんでください。

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