NAロードスターのミッションオイルを交換。解決しない不具合

約3ヶ月前から、マニュアルミッションのNAロードスターに乗っているのですが、3速に入れていたギアを抜くときに違和感を感じるようになって来ました。また、5速から4速にシフトダウンをすると盛大にガリガリと音がしてしまいます。

古いクルマなので覚悟はしていましたが、ボチボチ不具合が出てきました。先日、パワーウインドウの不調が発生し、今度はミッションの不調です。

色々と調べた結果、ギアのシンクロという部分に問題がありそうです。ミッションオイルを交換して、3速の不調は治りましたが、4速のガリ音は治りませんでした。

NAロードスターのギア不調

実はちょっと前から気づいていたのですが、3速と4速のギアの調子が良くありません。街乗りで良く使うギアだけに気になり始めると、なんとなく乗っていても楽しくありません。

3速から4速にシフトアップをする時にギアが抜けないというか、引っ掛かる感覚があることが何度かあり「なんか違う」と思っていたのですが、しばらくすると、なんともなくなるので見てみないフリをしていました。

さらに、もうひとつ不調があり、5速から4速にシフトダウンをするとクラッチが切れているハズなのにガリッと盛大な音がするのです。3速から4速にシフトアップをする場合や他のギアではそんなことがないのですが、5速から4速にシフトダウンをする時は9割越えの確率でガリッと嫌な音がします。

3速を抜くときの粘り

3速の粘りは、いつもではありません。運転をしていてある程度、クルマの暖気が終わった頃にだけ発生します。そして、少し休みクルマが冷めるとまた引っ掛かりを感じるのです。

気になって調子が悪くなるタイミングを調べるとそんな感じです。引っ掛かってる感覚がある時はギアをニューラルに戻し、3速にもう一度入れる操作を何度かすると調子が良くなります。

4速のガリ音

こちらの方が怖くて、ロードスターが壊れるのではないかと思ってしまいます。幹線道路でちょっと速めの流れに乗り、5速までシフトアップをして、速度が落ちてきて4速にシフトダウン。

「ガリガリッ」

心臓に悪い。

ということで、まずはミッションオイルを交換してみることにしました。

NAロードスターのミッションオイルを交換しました

ミッションオイルを交換しに近所の自動車用品店に行ってきました。本来ならディーラーに持って行き、確認をして貰えば良いのですが、貧乏オーナーは少しでも安い自動車用品店でオイルだけ交換して貰いました。

ミッションオイルだけを交換する予定だったのですが、エンジンオイルも汚れていると言われ、ついでに交換、さらにデフオイルはミッションオイルと合わせて変えたほうが良いとアドバイスをされ交換。

リアのナンバー灯も切れているということでついでに交換をお願いし、合計15,727円也。

少しは調子が良くなった

ミッションオイルを交換してから3速の粘りはなくなりました。3速が調子良くなっただけで、運転の楽しさが復活しました。ですが、5速から4速へのシフトダウン時のガリ音は発生してしまいます。

懐かしの技『ダブルクラッチ』で誤魔化す

おそらく、5速から4速へのシフトダウン時のガリ音はシンクロがイカれているからなのです。シンクロがイカれ、機能していないのでエンジンの回転数とギアが合わず、ガリ音が発生していると思われます。

なので、昔ながらのダブルクラッチをしてシフトダウンをすれば大丈夫なのではないかという仮説を立てて実証実験をしてみました。完璧です。

ダブルクラッチで回転数を合わせてあげればスムーズにギアが入ります。

ダブルクラッチとは

ダブルクラッチとは昔のクルマに乗っていた人は聞いたことややったことがあると思いますが、一度クラッチを切り、ギアを抜き、アクセルを吹かしエンジンの回転数を上げてから、ギアを繋ぐ操作です。

ダブルクラッチを簡単に解説すると･･･

5速からギアを抜くときにクラッチを切ります。ここまでは普通のギア操作です。そしてギアはニューラルのまま、一度クラッチを離し（繋ぎ）アクセルを踏み、エンジンの回転数を上げます。エンジンの回転数を上げた状態でクラッチを踏み、4速に入れる。

言語化すると、こんな感じですが実際には微妙なタイミングで行うので少し訓練が必要です。

ミッションのリフレッシュに向けて

街乗りでは、5速から4速へのシフトダウンを行うことがあまりないので、しばらくはダブルクラッチで誤魔化しながら維持をしようと思います。ですが、そろそろミッションのオーバーホールが必要な時期なのかもしれません。

11月に車検があるので、そのタイミングでオーバーホールが必要になりそうです。