NAロードスターが納車され約2ヶ月、前オーナー、前々オーナーがしっかりとメンテナンスしてくれていたクルマで、快調そのものだったのですが、本日、急に助手席側のパワーウィンドウが不調で修理の必要がありそうです。
パワーウィンドウで開けるときは特に問題ないのですが、閉めるときにキーキーと音がするようになってしまいました。今のところ窓の開閉は行えますが、凄く気になるのです。
「キュ〜」っと派手な摩擦音で、滑りが悪いゴムに硬いものをこすりつけたような不快な音が、窓を閉めて、残り5cmで響きます。窓枠の樹脂の劣化なんだろうけど、ちょっと困ってしまいます。
30年前のNAロードスターの不調
ブッシュ、タイミングベルトなどは、もちろんのこと、ウインカーレバー、センターコンソール、シフトブースなど前オーナー、前々オーナーが交換をしているNAロードスターですが、ガラスランというゴム製の枠の交換履歴は見つかりませんでした。
変えておいてくれれば良かったのに・・・
悪くなかったんだから変えないでしょ?
ガラスランとか、ガラスチャンネルと呼ばれるゴムが劣化することによってゴムが硬くなり「キュー」「キュ…キュ…」という異音がするそうです。
うちのNAロードスターの症状です
NAロードスターのパワーウインドウの故障は比較的多いようで、最悪はレキュレーターを交換しなければならないそうで、工賃込みで5万円以上の費用がかかってしまいます。
窓の開け閉めの度にキーキー音が鳴るということは、あちこちにムダなストレスを与え、クルマに優しいわけがありません。早めの対策が必要です。
窓枠にシリコンスプレーを吹きかけ様子をみる
ネットでNAロードスターのパワーウインドウのグリスアップの情報が多いのは、やっぱりロードスターの弱点で多くの人が対策をしているんですね。
とはいっても、気合を入れて内張を剥がし、グリスアップをする勇気と技術がないへっぽこオーナーは見えるところだけ、シリコンで滑りを良くする作戦を決行しました。
使ったシリコンスプレーは以下の商品です。
僕の中でシリコンスプレーは万能でクロスカブ110の稼働域に吹きかけるのはもちろん、洗車後に樹脂パーツの保護のためにスプレー、吹き上げやコーティング剤の替わりしたりしています。
実際の作業ですが、ウインドウを全開にして雑巾で窓枠のゴムを拭きあげます。ガラスが通るであろうゴムとゴムの間は割り箸に雑巾を巻き、ガシガシと拭きます。結構、汚れていたので汗だくになりながら、根気よくきれいにします。
これでもかと丁寧に汚れを拭き取った後、その部分にシリコンスプレーを注入。
とりあえず、スムーズに動くようになった
エンジンをかけ、パワーウインドウを上げてみると、小さくキュッと鳴りましたが、盛大なキュ〜ッキュという音はしなくなりました。何度も開け閉めをしているうちにシリコンスプレーが馴染んだのか気になる音がなくなりました。
とりあえず成功だ!
シリコンスプレーの恩恵に預かり、一応はスムーズに動くようになりました。ですが誤魔化しているだけのような気がするので、今度、お金のあるときにディーラーで見てもらおうと思っています。
パワーウインドウだけではない古い車ならではの劣化
約30年前のクルマなのでプラスチックやゴムなどの樹脂は紫外線を浴び、硬くなり機能が低下してしまいます。ちなみにNAロードスターは、屋根と車体の間を埋めるパーツが樹脂で作られているので、ゴムが変形してしまい、雨漏りの原因にもなるのです。
僕のNAロードスターは基本的に晴れの日しか出動しないのですが、一度だけゲリラ豪雨に見舞われ、助手席のAピラーから盛大に雨漏りをしました。
洗車時も気をつけているけど、どうしても水が車内に入る
全てのパーツを新品に交換して完璧な状態にするのが精神的に健全な方法だと思います。ですが、貧乏サラリーマンに湯水のように使える予算が捻出できる訳もなく、少しずつ誤魔化しながら維持をしていくしかありません。
マツダが純正パーツの再生産を始めて部品が手に入るようになったとは言え、それなりに費用がかかってしまうのです。
古いクルマを維持するのには、それなりのお金と根気が必要なのです。
今回はとりあえず、シリコンスプレーで様子を見ます。
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