恋焦がれたNAロードスターを手に入れました。
NAロードスターが欲しいんだけど・・・
ハイペースで値上がりしているから早く手に入れた方がいいよ
そうなの?
国内のスポーツカーブームだけでなく、海外でも人気があるから値上がりしているんだ
NAロードスターとは、マツダがユーノスブランドで発売をしていた初代ロードスターで、約30年前に発売されたクルマです。
リトラクタブルヘッドライトや日本文化的なデザインに惚れて、手に入れたいと思う特異な方は後を断ちません。そして欲しいという需要は減らず、生産が終了しているので、市場に出回るクルマはどんどんと減り、価格が上がってしまうのです。
もし、あなたがNAロードスターに恋焦がれ、喉から手が出るくらい欲しいのであれば、今が最後のチャンスです。
NAロードスターが値上がりする理由
日本では現在、2万台以上のNAロードスターが登録され、現役で走っています。そして、多くのNAロードスター乗りは手放すことはなく、愛情を注ぎ大切に乗っているのです。なので、中古市場に出回るクルマは多くありません。
そして、バブル期に青春を過ごした年代の人たちの多くが生活に余裕が出始め、平成初期の電子制御ない走りを楽しめるクルマを求め、手頃な価格で手に入るNAロードスターを物色するのです。
僕の年代の親父たちが欲しがるクルマなのだ
需要と供給のバランスで欲しい人が多いのに台数が少ないので、自由市場経済原則により崩れたバランスを取ろうと市場が動き、尋常じゃない値上がりをしているのです。
さらにアメリカの25年ルール、海外でのJDMなども影響し、国内だけでなく海外にも求める人がいるので値下がりをすることはありません。
25年ルール? JDM?
海外にNAロードスターが流れる原因だよ
アメリカの25年ルールが値上がりの原因のひとつ
車社会のアメリカでは、右ハンドル車の輸入を認められていないので、基本的には日本やイギリスで走っているクルマはアメリカでは買えません。
ですが、アメリカには通称「25年ルール」と呼ばれるクラシックカー登録制度が存在していて、製造から25年が経過していればクラシックカーとして認められ、右ハンドル車でも輸入できるようになります。さらに関税や排ガス規制までも対象外になるのです。
製造から25年経ったNAロードスターを始め、平成初期のクルマは、クラシックカーとしてアメリカに輸出ができるようになってしまったのです。
AE86やR32スカイラインは、この25年ルールで中古車価格が爆発的に値上がりしてしまいました。
車好きだった人たちに余裕が出てきたのも値上がりの原因
これは僕の見解でしかないのですが、平成初期のジャパニーズスポーツカー全盛期に青春時代を過ごした年代の人たちが、それなりの年齢になり、そこそこ収入が増え、子育ても落ち着き、安く遊べるクルマを求めているのです。
現代の電子制御で速いクルマではなく、運転を楽しめるクルマが人気なんだ
余計な電子制御がなく、ドライバーの腕が求められるクルマ。なんていうとカッコいいのですが、平成初期頃のクルマは現代のクルマと比べてアナログ感があり、クルマを運転すること自体が楽しかったような気がするし、日本が元気だった記憶がバイアスになり「あの頃のクルマは楽しいハズ」と認知し、手に入れたくなるのです。
NAロードスターはどの位値上がりしている?
実際に僕が中古車サイトでNAロードスターを物色し始めたのが2020年の夏頃でした。2020年の夏は100万円位出せば、普通に乗れるNAロードスターが結構あって、それでも僕の中では高いと思っていたのですが、あっという間に値上がりしていて、僕が購入した2021年4月頃は、110〜120万円が平均でした。そして、この記事を書いている2021年間8月の時点では平均130万円程度。2桁のNAロードスターは数台しかありません。
びっくりする位のペースで値上がりしています。月に〜10万円のペースで値上がりしています。
NAロードスターは170万円で新車販売されていたので、このままのペースで値上がりすると来年の今頃には、新車販売価格で市場取引がされるようになるのではないでしょうか。
古いクルマにそんな大金を出す?
マニアがいるからね
NAロードスターは、もうクラシックカーに片足を突っ込んでいるクルマで値下がりをすることはありません。間違いなく、値上がりをしていきます。
NAロードスターを手に入れるためにどう選ぶか
中古車を購入する時に気にするのは、モデル、年式、走行距離、事故歴ですが、走行距離にこだわらず、メンテナンス履歴を大切に選びましょう。
走行距離が伸びていて当たり前だと思って選ぼう!
走行距離が10万キロのクルマは過走行なんて言われますが、NAロードスターは約30年前のクルマです。平均的な走行距離の年間1万キロ走っていれば30万キロ走っていても不思議ではありません。
もちろん、走行距離が短い方がキレイで機械的な摩耗が少ないのですが、NAロードスターの中古車価格をみると走行距離が数万キロのロードスターは、すでに新車販売価格を超え、300万円近くの値がつけられています。
有り余る資金があれば、そんな極上のロードスターを手に入れることも可能ですが、程よく安いクルマで遊ぶという目的は果たせません。
購入してからもメンテナンスに費用がかかる
クルマを持っている人だと分かると思いますが、クルマを買った後も税金や車検、保険、駐車場代にガソリン代などなど維持するための費用がかかります。
加えて、NAロードスターのように古いクルマであれば、あちこちと経年劣化で交換するパーツやメンテナンス費用がかかります。
古い年代の塗装なので、オールペイントが必要だったり、エンジンやミッションなどの機械的な部分のオーバーホールなども必要になってきます。
出来るだけ出費を抑えるためにも、前オーナーがしっかりとメンテナンスをしているクルマを選ぶべきです。
買った時は問題なくても、しばらくすると不具合が出てくることを覚悟した方がいい
僕のNAロードスターも購入前のチェックではエアコンも効いていたのですが、現在は熱風しか出てきません。他にもパワーウィンドウの調子が悪くなったり、ギアの入りが悪くなったり、古いクルマの宿命で、少しでも延命させるためにはメンテナンスが必要なのです。
なので、NAロードスターを選ぶ時は走行距離よりメンテナンス履歴を大切にしたい。また、事故歴についてはクルマに詳しいのであれば、走行や機能に影響がない事故の判別がつくと思いますが、素人には分かりにくいので事故歴はない方がいいです。
まとめ
NAロードスターを手に入れたいなら、今がチャンスです。これから値下がりをすることはなく、間違いなく値上がりを続けます。
その理由は、平成初期に青春時代を過ごした親父年代が欲しがるクルマであるのと海外でのJDM人気、さらにはアメリカの25年ルールでアメリカに輸出が可能になったから。
需要と供給のバランスだね
まだまだ値上がりをするから今がチャンスだよ
欲しいときが買い時です。これからNAロードスターもAE86やR32スカイラインのようにプレミアム価格になることが予想されます。今がチャンスです!!
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